Worker’s voice

育児と仕事で
別の世界を
持てているんです

現在、2児の母として育児に奮闘する傍らMUUで勤めるCさん。ひょんなことからセラピストの道へ進んだ彼女の、育児と仕事の両立術について聞いてきました!

2人のお子さんがいらっしゃるとのことですが、MUUでの仕事はお子さんが何歳の頃から始めたのですか?

上の子が小学校3年生、下の子が幼稚園の年長だった時です。それまでは派遣で事務の仕事をしていたのですが、新型コロナウイルスの影響で派遣切りに遭ってしまい、どうしようか考えていた時に「どうせなら今までとまったく違う、自分がやりたいことをしよう!」と思ったんです。漠然と『人に喜んでもらえる仕事』をしてみたいという思いはありましたが、求人アプリに登録して適職診断をしてみると『人をケアする仕事が向いている』と出てきたので、そこからMUUの案内を見つけて応募に至りました。

元々リラクゼーションの仕事に興味があったのでしょうか?

コロナ禍に見舞われなければおそらくずっと事務の仕事をしていたと思いますし、MUUに応募したのもなんとなくです(笑)。普段からリラクゼーションに行っていたわけでも、この仕事に興味があったわけでもありませんでしたが、なんとなく自分にもできそうな気がしたんです。

慣れるまでは育児との両立が大変だったのでは?

勤め始めの頃は育児のこともありましたし、とにかく時間のやりくりが一番大変でした。以前から子育てが第一優先だったことに変わりはないですが、習い事の送迎などもあって時間が限られ、自由な時間なんてほぼなくて…。従来から家族の時間を大事にするスタンスでしたが、応募した時に「日曜に出勤してほしい」と言われて、そこについては家族とじっくり話し合いましたね。結局、家族の時間を大事にできるように店長や人事の方も配慮してくれて、無理のない範囲でスタートさせていただけたことには本当に感謝しています。

日曜に出勤する分、他でお休みをいただいて家族との時間もしっかり取れています。研修中は接客の練習も兼ねて子どもたちとお店屋さんごっこをしたり、練習がてら主人や子どもたちにマッサージをしたりして、家族とのコミュニケーションを図りながら仕事に懸命に取り組んでいる姿を見せていたこともよかったのかもしれません。

マッサージをしてあげるとご家族は喜ばれるでしょう?

だいたい子どもはくすぐったがるし、主人はすぐに寝てしまうので、あまり実になる感想は聞けていないんです(笑)。お客さんにはよく手が温かいと言われるんですが、手が温かいと眠くなるみたいなのでそういうことなのかなとは思っています。

そうしたコミュニケーションもご家族の理解を得るためのポイントになっていそうです。

一番家族と時間を取れる日曜に出勤なので、平日の休みになるべく自分の用事を済ませて、土曜はなるべく一緒に過ごすように意識しています。先ほど言ったように頑張っている姿を見せることで、子どもたちも私のことを応援してくれるようになり「別にいつもいなくていいよ」と言ってくれるようになりました。主人も自分の実家に子どもたちを連れて行ってくれたり、両親も夏休み中にたくさん面倒を見てくれたり、本当に家族のサポートがすごくありますね。

やはりご家族の理解や協力は欠かせないようですね。

学童などに預けられれば協力する人がいなくても大丈夫かもしれません。うちの子どもはすごくママっ子でしたし、子どもの気持ちも尊重してなるべく自分たちの力でなんとかすることにしましたが、私が真剣に取り組んでいることを主人もわかってくれているので、協力してくれている面もあると思います。

他にもお子さんがいらっしゃるスタッフはいますが、子どもが体調を崩したり、自分が無理しすぎて家族の仲が悪くなってしまったりする話も聞きますから、無理をしないことと家族への感謝の気持ちを忘れないことは意識しています。それと、職場の方ともよく話をすることがすごく重要だと感じます。今は子ども会の役員もしていて、日曜に出勤できない時があるので、その場合は職場の方と事前に話して理解いただいています。自分が出られる時はその分まで頑張るようにもしていますよ!

ちなみに、旦那様とは家事の分担などをされていますか?

あまり参考にならないかもしれないんですが、私の方が働いている時間が短いので普段は私が大方の家事をやりますが、実は掃除や洗濯は主人の方が上手なんです(笑)。なので、やれる人がやればいいじゃんみたいなところはありますし、やってくれた時には必ず感謝を伝えるようにしています。主人が優しいので頼ってしまっているところはあるかもしれません。

逆に、両立している中でよかったと感じることはありますか?

お店にいる時は誰かのお母さんでも奥さんでもないセラピストとしての自分になれるので、すごく仕事に集中できるというか。そういう時間を持てるのは幸せだと感じています。仕事ができることって当たり前のことではないと人一倍感じていますし、あとは子育て中の主婦でこの仕事をしている人はあまりいないので、お客様からも応援してもらえたり、普段の生活ではなかなか味わえない成長を感じられる機会でもあったりするので、すごくありがたいと思っています。

育児と仕事がそれぞれに活きていると感じる部分はありますか?

育児が役立つことと言えば、平日昼の時間帯に主婦の方がよくいらっしゃるので、そういう方たちに寄り添ってあげられることでしょうか。まだ小さい子どもを育てられていて「抱っこで肩や腰がバキバキになって辛い」という方とか、一人で子育てを頑張っている方とか、自分が育児を経験しているからこそわかることがあるので、ママとしてもセラピストとしても寄り添えることはいいなと感じます。もちろん皆さんはマッサージを受けに来ているのですが、話を聞いてほしいというお客様も多くて「体のケアもだけど話せてすっきりした」と言ってくださる方は多いんです。他にも新米パパのお客様が習い事の相談をしてくださることもありますし「マッサージを受けに来たのに、他の場所では話しづらいことまで教えてくれてよかった」というお声をいただけることもすごく嬉しいですね。

お客様の年代が幅広いのでおじいちゃんやおばあちゃんの立場の方もいらっしゃるんですが、私の子どもが思春期に入ってきているので「最近こんなことを言うんですよ」とか、世間話のような感じで相談すると「大丈夫よ」と励ましてくれることもあります(笑)。仕事を通じていろいろな年代の人と関われますから、その点でも私自身は楽しいと感じます。

逆に仕事が育児に活きることはありますか?

5年生の息子が夏休みの宿題の日誌で、尊敬する人の欄に母と書いてくれたんです。いつも頑張っているからと書いてくれていて、娘もママみたいになりたいと言ってくれているので、そういうのを見聞きすると頑張ってよかったと感じます。それに、育児と仕事で別の世界を持てていますし、家と職場でスイッチの切り替えができるので、両方の時間を貴重に思えるということはありますね。

働くうえで感じるMUUへの要望などはありますか?

平日昼はお客様が来なくて辛い時があることです。新型コロナの感染状況次第な部分もあって、これは予測できない面もありますからね。歩合制なのでお客様が多く来れば収入も増えてモチベーションも上がってというふうになりますが、そこは一長一短ですから仕方ない面もあります。

逆に良い点についても教えてください。

スタッフのことをすごく大事にしてくれます。研修についても店舗によって違うかもしれませんが、時間がない中でもトレーナーさんが合わせてくれたり、マンツーマンで教えてくれたりするのがありがたいですね。他だと決められた日で一斉にやるようなこともあるらしいのですが、それだと私には難しかったので、個別に合わせていただけてよかったと思います。

最後にMUUで働くうえでの目標などはありますか?

短期の目標だと、今ちょうど正念場を迎えているアロマの研修に合格して職務の幅を広げることと、指名を増やすことです。もっと先の話をすると、今は育児との両立ができていますが、この先何年も日曜日に家を空けることは難しいとも感じていて、ゆくゆくは独立したいという思いがあります。私の場合、今はほとんどないですが子どもの都合でシフトに出られないことで職場の皆さんに迷惑をかけたくないですし、家族の時間を確保する意味でも時間的な自由が欲しいというのもあります。今は周りのおかげでうまく回っているとは思いますが、一通り学ぶべきところを学んで自分の中で納得できれば次のステップに行きたいという気持ちはありますね。

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